コラム 『技あり』  
インテリアコーディネート/間取り 編
Interior Coordination/Home Planning

<一石二鳥通路兼ミニ書斎>

2007年2月6日(火)

インテリアコーディネート
(94)

リフォームで間取りを考えるとき、一つの空開示複数の用途・役割を兼ねるように工夫すると、限られた空間を有効に利用できます。
 Hさん宅では、主寝室とウオークインクローゼットの間に、幅180惣、長さ1がほどの通路をとりまし勺片方の壁には奥行き
60竹のカウンターを付けて机にし、その上に棚を何段か付けました。反対偶の壁にも奥行きの浅い棚(30惣)を上から下まで付けました。これでご主人のちょっとした書斎になりました。
 夜、帰宅すると、まずその自分の机の上にかばんや財布、携帯電話、時計などを圖いて、クローゼットで着替えます。朝、お出かけのときはその反対の動作。ちょっと調べ物をしたい、資料が欲しいという時も、パソコンなどもみんなそニにそろっているので便利です。片付けが得意でなくても、寝室から見ると壁の陰になり気になりません。
 同じようなスペースで、奥様用にカウンターと棚、鏡を付けて、お化粧コー才−にすることも考えられます。寝とウオークインクローゼットとの間が、通路兼書斎。一石二鳥の空間利用です。

マイ・チェアで至福の秋

2006年10月31日(火)

インテリアコーディネート
(80)

 秋の夜長はのんびり読書、というよりも最近はビデオやDVD鑑賞でしょうか。足をのはして、お気に入りのいすに深くゆったりと身をまかせるーーーイメージしただけでもリラックスできる感じがしませんか? そのためには「マイ・パーソナルチェア」をお薦めします。
 Uさん宅でのお話。以前お子さんたちと一緒に暮らしていた時から立派なソファがテレビの前にありました。ただ、そのソファは早い者勝ちだったとのこと。どこのお宅にもありかちな光景ですよね。 お子さんたちが独立し、お仕事をリタイアされたUさんと奥様は、お二人で家でくつろぐことが多くなりました。そこで前々から計画していたことを実行しました。自分だけの専用のいすを1台ずつそろえたのです。そのために大きなソファは思い切って処分し、スッキリしたスペースを確保しました。
 映画と音楽が大好きなお二人にとって、一人ずつきちんと確保された場所での、至福の時です言らに、もっと年齢を重ねて買い替える時には、マッサージチェアにする計画です!

<大きな鏡で玄関広々>

2006年9月26日(火)

インテリアコーディネート
(77)

 前回、前々回と、玄関スペースをリフォームした例を紹介しましたが、玄関を広く見せるため、両方の例に共通した工夫があります。それは玄関の片方の壁に鏡を張ったことです。全身を映すことができる大きな鏡で、家の人もお客様も「頭からつま先まで身だしなみチェック」。それと同時に、玄関を広く見せたり、明るく見せたりする効果も抜群です。
 その効果の一つは「広がり感」。鏡の奥にも空間が続いているかのように部屋が広がって見えます。そして次に「映り込み」。鏡の向こう側のカウン守−に飾ってあるお花が鏡にも映り込み、複数のお花があるかのように楽しめます。さらに「反射」。鏡は光を反射し、玄関を明るく見せます。どちらの例も、シンプルな枠なしの板鏡にしyりました。周囲の面取り加工は、15引という広めの転に。切り□が危なくないし、高級感も出るのでお薦めです。鏡用の強力両面テープと接着剤を使用して壁にピッタリ張り付けました。幅50センチ、高さ 180センチの鏡で、配送、取り付け費込みで3万円程度でした。

<タイル統一回玄関に「広さ>

2006年9月12日(火)

インテリアコーディネート
(75)

 築年数のたったマンションは最近のものに比べると玄関が狭い傾向があります。廊下の幅と同じぐらいのスペースしかない場合が多いので、玄関周りをすっきりと、少しでも広く見せるには工夫が必要です。テキスト ボックス:  
 老朽化やライフスタイルの変化に伴い、水周り、キッチン、子ども部屋、テキスト ボックス:  
テキスト ボックス:  
リビングというような順番でリフォームする例が多いようです。ところが、玄関は「家の顔」などと呼ばれる割には、リフォームの優先順位が低く後回しになりがちです。テキスト ボックス:  
 ここ、やっと玄関のリフォームにたどり着いたお宅の工事が、何軒か続いています。今回は、Y宅の場合の床材の工夫を紹介します。
 イラストのように玄関のたたきと上がり(がまち)、玄関ホール、廊下を思切って全て同じタイル南欧風に仕上げました。
テキスト ボックス:  
壁と床の間にも、同じタイを張りました。統一することで、玄関から室内の廊下に一体感が出て広く見えます。

<入れ物 程よく存在感>

2006年9月5日(火)

インテリアコーディネート
(74)

 シンプルなガラスの入れ物を、私は気に入って何年も便っています。上部が斜めにカットされた色つきアンティークガラスの板を4枚組み合わせたもの。大きさは横ワ惣、深さワ惣くらいです。ペン立てにしたり、花瓶にしたり、細かい物を入れたりと愛用してきました。そして最近、とっても便利でオシャレな使い方を見つけました。
 入れ物を置いておく場所
テキスト ボックス:  
は、洗面所の洗面台の上。中には、白い小さなタオル、または古いタオルを、使い捨てできるように切って入れておきます。顔を洗ったり、手を洗ったりしたテキスト ボックス:  
時、洗面台の上散った水をさっテキスト ボックス:  
と拭くためです。入れ物は、緑、黄、赤、透明と4面とも色の違テキスト ボックス:  
うガラスでできているので、毎週変えるタオルや花とコーディネートさせた色を正面に向けて圖きます。ちょうどいい色にそろわない時は透明な面を正面に持ってきます。
 用意しているタオルが、ガラス越しにすぐ目に入り、誰でも拭いてもらいやすいように、その入れ物はカウンターの上で程よく存在感をアピールしています。

<センスは統一感から>

2006年6月13日(火)

インテリアコーディネート
(62)

 インテリアを成功させるには、押さえておきたい基本ルールがあります。センスがないから、と思っている人も、これさえ分かればインテリアに自信が持てるのが「インテリアコーディネート五つのチェックポイント」です。@色A素材➂質感C形や柄Dイメージ―――のことで、この五つのポイントの組み合わせが大切です。
 例えば、白でモダンな感じが好きならば、樹脂や石、金属、ガラスなど、硬く冷たい無機質な素材、質感、角張った形で白をそろえていくと、クールな印象の部屋=イラスト左=になります。ところが、同じ白でも、白いペンキを塗った木や
(とう)の丸いテーブル、柔らかいふわっとした白い布のソファ、レース編みのクッションなどでまとめると、暖かみのあるかわいらしい部屋=同右=に。部屋の中のいろいろな物を、素材が違っても色をそろえたり、色が違っていても形やイメージをそろえたりするなど、五つの項目のどれかを統一させると、さりげなくセンスが感じられます。すてき!と思う部屋とそうでない部屋をこの五つのチェックポイントで比べてみるのもセンスアップの練習になります。

<木口の色を変える>

2006年5月9日(火)

インテリアコーディネート
(57)

 扉の厚みの部分を木口(こぐち)と呼びます。げた箱、本箱、キッチンなど収納扉の木口は、扉を閉めると隠れてしまいますが、木口の色合いを変えることによって、その家具の雰囲気が変わります。ホームセンターなどで木口に張るテープを販売しており、張り替えるだけで、変化をつけて楽しめます。
 例えば、白い化粧板の収納扉でも、赤い木口テープを張れば白だけの扉と比べてぐっと個性的になります。赤をインテリアのアクセントカラーにして、花や小物にも赤をあしらうと、扉の木口の赤とマッチして、とてもセンスのよい空間になります。
 また木口をシルバーにすると、シャープなインテリアにぴったり。あるいは木口を淡い色の木目にするとカジュアルな子供部屋むきです。
 いずれの場合も扉全体を赤やシルバーにすると、落ち着かない部屋になってしまします。でも、扉を開けたときに、チラッと見える木口の仕上げで、すてきな雰囲気が演出できることに注目してみて下さい。

<成長に合わせた「住み分け」> 

2006年3月25日(土)

インテリアコーディネート
(51)

 11歳のK君の部屋は、増え続けるマンガ、おもちゃ、ゲームで物置状態。「遊べるスペースを広くしたい」「片付けやすい部屋にしたい」とK君はお父さんと相談して、テレビのリフォーム番組に応募してきて、私と対面しました。目指すは「勉強したり眠ったりするコーナーと、遊びのコーナーを分けること」
 大きな家具を買う必要はありません。成長に合わせてレイアウトや組み合わせを変えられるものが経済的です。そこで、高さが変えられる白木の組み立て家具キットで、壁面に勉強コーナーと衣類用収納スペースを設置。ベッド脇に低い収納棚を置き、その向こうを遊びの空間に。壁際には棚を作り、本やゲームを収納。友達同士床に座って遊ぶことが多いため、目線の高さを考えて低めに置きました。
 
K君は、赤ちゃんのころからのおもちゃを片付けて収録に臨みました。一人っ子が多くなり、小さなころから子ども部屋を与える家庭が増えたようです。限られた空間でも、遊ぶ、学ぶ、寝る――という「住み分け」をして、成長に合わせて利用しやすくすることが大切です。

<グリーン 癒やしと奥行き>

 2006年3月11日(土)

インテリアコーディネート
(48)

 春が近づいています。お部屋の中にグリーンを取り入れて、空間に生気を与え、豊かに演出しましょう。特にマンションでは、暮らしの環境が自然から遠くなるにしたがって、室内に多く取り入れられるようになりました。
 上手にグリーンを配置すると、空間に動きやリズムが加わり、視覚的にも奥行きを感じさせることができます。照明を当てると、壁に表れる陰影は平らな壁面の表情を豊かにします。光もやわらかく感じられます。
 部屋の角に葉ぶりの良いモンステラを置き、フロアライトでライトアップした場面をイラストにしてみました。部屋に奥行きや広がりが生まれます。より広くみせるテクニックです。
 インテリアのイメージづくりにもグリーンは大事です。モンステラは穏やかでナチュラルなイメージを演出、素焼きの鉢カバーも部屋の雰囲気に調和しています。グリーンは気持ちを癒やしてくれ、世話をすればそれに応えて成長してくれます。空間の演出も楽しんでみて下さい。

<和室は自然素材>

2006年2月4日(土)

インテリアコーディネート
(44)

 畳の和室は、大勢で鍋を囲んだり、お客様の宿泊に利用したりと、使い勝手が良く、ゆとりがあれば欲しい空間です。ただ、人が多く集まって飲食をしたり、喫煙したりすると、においや湿気が気になりますよね。
 イラストの和室は、自然素材をふんだんに使っています。隣に続くリビング・ダイニングルームにも調和するモダン和風のインテリアで、しかも、においや湿気対策になり、健康のためにも安心な内装材です。
 壁は左官仕上げの珪藻土(けいそうど)。触るとかすかに温かみが感じられ、木炭の数千倍もの細かな穴が開いていて、脱臭、調湿効果を発揮します。天井と襖(ふすま)、障子は月桃紙(げっとうし)。沖縄の植物から作られた和紙でとても丈夫。調湿、防カビ、防虫、抗菌効果があります。ベージュや肌色、グリーンなど優しい色合いで、珪藻土の風合いと、とても相性が良いのです。畳は防虫、抗菌効果があるヒバのチップが入ったヒバ畳です。
 人間は呼吸によってかなりの物質を取り込んでいます。自然素材の和室は、空気の質にこだわった、とっておきの癒し空間です。

<カーテンでウォームビズ>

2006年1月14日(土)

インテリアコーディネート
(41)

 この冬は、カーテンを活用して、家のウォームビズを図ってみませんか。省エネのために、エアコンの設定を低く抑えることは大切なことですが、家事をするときに、あまり厚着では動きにくいですよね。
 そこで、冷たい外気を遮断するカーテンの効用に注目してみましょう。室内の熱の約6割が窓や扉、すき間などの開口部から逃げると考えられています。窓に接して冷えた空気も、床の上にたまります。冬には、ひだをたっぷり取った分厚いカーテンで外気から伝わる寒さを防ぎます。そうすることで、窓ガラスと室内の間にできる空気層が厚くなります。カーテンは窓全体を覆った方が断熱効果は高くなります。
 また、レールだけでなくカーテンボックスにすると、天井付近の空気が窓ガラスに触れにくくなるため、より効果的です。日中、日が差し込む時には、カーテンを全開にしたほうが室内温度が上がりやすくなります。
<愛犬も映えるインテリア>

2005年11月26日(土)

インテリアコーディネート
(35)

 「生活感のないオシャレな住まい」などと表現しますが、前回登場したMさんは、犬を飼っているのに”犬感”のない住まい方をしています。
 玄関を開けると犬グッズがなんとなく目に入るので、犬がいるお宅はすぐわかります。Mさん宅は上手に収納しているうえ、愛犬のれいちゃんの存在が空間の中で大切な役割を果たしています。
 リビングルームには、大きな窓を背にゆったりしたL字のソファを置いています。モデルハウスのように鮮やかなオレンジ色のクッションがいくつも並べられています。テレビボードの横には、れいちゃん用のクッションが。オレンジ色に黒い毛並みがなんともすてきです。
 いすの張り地や調度品などは黒をポイントにしていて、れいちゃんがどこにいても絵になります。愛犬は、このモダンなインテリアのカラーコーディネートの大事な要素なのです。

 <「書」をインテリアに>

2005年8月20日(土)

インテリアコーディネート
(21)

 壁に飾る絵や写真で部屋の雰囲気が変わってきます。「フォーカルポイント」と言って、その空間で目に付くアクセントになるものなので、センスが光るところです。
 そこで、ご紹介したいのは「書」の額装。現代の詩文の芸術的な書体は、絵画のように楽しめ、洋室にも合います。作品を補強する裏打ちをし、マットも付けて額に入れます。絵画の額装と同じです。フレーム(額)の大きさやデザインや色、マットの幅や色を、書や部屋に合わせて選びます。
 私は我が家の夢を、友人の書家にダイナミックな文字の作品にしてもらい、飾っています。ご自分やお子さんの書を額装すると、オリジナルのインテリアになります。
 リフォームをしたあるお宅では、ご主人の好きな言葉を書に託し、奥様からご主人にプレゼントしました。マットはリビングのアクセントカラーに合わせてオレンジ系に、フレームは細いこげ茶の木製でお部屋とコーディネート。オリジナルですてきなフォーカルポイントです。

<色合わせでシアワセ>

2005年7月2日(土)

インテリアコーディネート
(14)

 米国に留学していた時のこと、ステイ先で私のお世話をしてくれたゾーヤが、夫の買って来た青いせっけんについて文句を言いました。
 その週、彼女は白いタイル張りのバスルームを、オレンジとイエローのタオルと小物でまとめていたのです。だからせっけんが青では合わないという訳。その後、バスルームの掃除は娘のニーナと私の仕事に。バスタブや洗面カウンターを磨いたら、色の組み合せを考えながらサイズの違うタオルやせっけんをセット、庭の花を摘んで花びんに飾って……。
 ニーナと私は毎週競って色合わせをして、ゾーヤに「すてきね」とほめてもらいました。今も洗面所の掃除をする時の思い出。ちなみに白い扉に赤い引き手の付いている我が家の洗面所、今週の組み合せは真っ白のタオルと赤のガーベラの花。
 色をコーディネートすることにより、ばらばらの物が、点から線に、線から面になって見えてくるので、部屋全体に統一感と広がりが生まれます。

<壁飾り 高さそろえて>

2005年5月14日(土)

インテリアコーディネート
(7)

 壁面を飾ることをウォール・アレンジメントといいます。 バランスよく上手に飾るポイントは、飾るものの高さです。身近なもので言えば、カレンダー、ポスター、子供のお絵描き、予定表、時計など。貼る高さを決めるテクニックがあります。
 ポスターなど大きなものは、部屋のドアや窓枠に頭のラインをそろえてスッキリ感を出します。フォトフレームや絵を飾る時は、人の目線の高さを基準に。例えば、玄関ホールなど立ち位置での目線の高さは150センチ前後。リビングルームでいすに腰掛けた時の目線の高さは120センチ前後。見せたいものが目線の中心にあると、バランスが良く落ち着きます。
 絵などを複数飾る時には、上端か下端の高さをそろえると統一感が出ます。ぜひ、模様替えの参考に。

<家具と照明、位置を合わせて>

2005年4月23日(土)

インテリアコーディネート
(4)

 多くのマンションに伺って気がついたのですが、ダイニングテーブルとその上のペンダント照明の位置がずれていて、落ち着かないお宅が多いのです。設計段階で埋め込まれた照明の取り付け口と、実際の家具の置き方が一致していないことが原因です。
 解決方法は三つ。まず、テーブルをペンダント照明のぶら下がる位置に素直に合わせましょう。
それが難しければ、テーブルの中央に照明を垂らすため、イラストのようにコードハンガーなどを天井に取り付け、コードをかけます。照明の位置はテーブル面より80センチくらい上が目安です。
 三つ目は、垂らす照明をやめ、天井に張り付けるシーリングライトに替えます。シンプルなデザインを選ぶとテーブルとのずれは気にならず、落ち着いた部屋になります。

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